ヘンリク・パスケヴィチが、『イーゴリ遠征物語』の真正性の問題を歴史的に取扱い、単に用語面からの解明ではその決定的証拠をなし得ないとしているのは正しいが、十-+三世紀における広い意味での「ルーシ」とい言葉はただ宗教的な意味のみを持つとしているのはうなづけない。当時、その言葉は宗教的のみならず、政治的・国家的意味を多分持つていたと思われるからである。しかし、彼が「物語」の著者はそれが書かれたとされる十二世紀当時。全く知れなかつた意味をその言葉に与え、また作品が種々の説明し難い点を含んでいるとして、それを偽作としているのは正当である。すなわち、「物語」では「ルーシ」という言葉は、宗教的および民族的、つまり政治的・国家的でなく、国民的意味を持つているが、この二つの用法は互に矛盾し、また民族的用法は十二世紀の史料に見られない用法であるから、「物語」が十二世紀のものであることは極めて疑わしい。Henryk Paszkiewicz is right when, treating the problem concerning the authenticity of "the Tale of the Raid of Igor" from a historical side, he says that the mere linguistic analysis of a work is not a decisive proof to answer such a question. But we cannot agree with him when he asserts that in the period reaching from the 10th to the 13th century the...
The article reviews the research of the "Lay of Igor's Campaign" in China. Until now, there are offi...
清朝と北アジアの覇権を争い、ついに敗れて終った北アジア最後の遊牧王国ともいうべきズーンガル (準噶爾) 王国の全盛期の基を開いたツェワン・アラブタン (策旺阿喇布担) の治績については、未だ不明の点が...
アイヌ語は文法的テンスを持たず、アスペクト形式の使用も義務的ではない。その中で助動詞a(以下a)は、過去・完了(perfect)の標識として説明されてきた。これについて筆者は吉川(2015)で、過去・...
Стаття присвячена дослідженню особливостей наративної структури повісті А. П. Чехова «Степь». Основн...
ミヤケと云えば屯倉のみを考えがちであるが、本来的な姿としては、屯田・屯倉・官家の三形態が定立さるべきである。これらは形態の違いのみでなく、歴史的な成立事情と、その担つた史的意義を異にしている。こうした...
Рассматривается индивидуально-авторский концепт «смерть России» в произведении Ю.В. Готье «Мои замет...
Даследуюцца асноўныя рысы гіпертэкставай літаратуры і паказваецца, што яны могут быць як класічнымі,...
日本人キリシタン・不干ハビアンの抄訳『天草版平家物語』(1592年、天草刊行)は、ローマ字表記(横書き)の特異な姿をもつ平家物語である。冒頭部「祇園精舎」の段を欠くこと、キリシタンの神を思わせる「天道...
本稿は、R.V.カーン、G.W.ミシアゼク、R.ホンのエコペダゴジー論に着目し、それぞれの考え方を検討し、彼らの異同を探るものである。エコペダゴジーという同じ用語を使いながら、この3者のエコペダゴジー...
Надано аналіз актуальних проблем українського дизайну та їх зв'язку із культурно-історичним контекст...
Рассматривается проблема определения содержания терминов «изъятие» и «обращение» чужого имущества, с...
Article研究成果報告書は、『マルチ言語版絵巻物による日本常民生活絵引』本文編および語彙編各2冊、『日本近世・生活絵引』北海道編、北陸編、東海道編の3冊、『東アジア生活絵引』中国江南編、朝鮮風俗画...
У статті розглядаються філософські проблеми, поставлені в автобіографічному романі Станіслава Лема “...
На материале поэзии И. Северянина анализируется феномен женского субъекта в творчестве авторов-мужчи...
個人情報保護のため削除部分あり嘉吉の乱から応仁・文明期の頃にかけて、多くの守護大名家において、その領国支配の実質が守護の代官的被官層の手に握られてゆく状勢が目立つ。しかし、このような守護代層の行動も、...
The article reviews the research of the "Lay of Igor's Campaign" in China. Until now, there are offi...
清朝と北アジアの覇権を争い、ついに敗れて終った北アジア最後の遊牧王国ともいうべきズーンガル (準噶爾) 王国の全盛期の基を開いたツェワン・アラブタン (策旺阿喇布担) の治績については、未だ不明の点が...
アイヌ語は文法的テンスを持たず、アスペクト形式の使用も義務的ではない。その中で助動詞a(以下a)は、過去・完了(perfect)の標識として説明されてきた。これについて筆者は吉川(2015)で、過去・...
Стаття присвячена дослідженню особливостей наративної структури повісті А. П. Чехова «Степь». Основн...
ミヤケと云えば屯倉のみを考えがちであるが、本来的な姿としては、屯田・屯倉・官家の三形態が定立さるべきである。これらは形態の違いのみでなく、歴史的な成立事情と、その担つた史的意義を異にしている。こうした...
Рассматривается индивидуально-авторский концепт «смерть России» в произведении Ю.В. Готье «Мои замет...
Даследуюцца асноўныя рысы гіпертэкставай літаратуры і паказваецца, што яны могут быць як класічнымі,...
日本人キリシタン・不干ハビアンの抄訳『天草版平家物語』(1592年、天草刊行)は、ローマ字表記(横書き)の特異な姿をもつ平家物語である。冒頭部「祇園精舎」の段を欠くこと、キリシタンの神を思わせる「天道...
本稿は、R.V.カーン、G.W.ミシアゼク、R.ホンのエコペダゴジー論に着目し、それぞれの考え方を検討し、彼らの異同を探るものである。エコペダゴジーという同じ用語を使いながら、この3者のエコペダゴジー...
Надано аналіз актуальних проблем українського дизайну та їх зв'язку із культурно-історичним контекст...
Рассматривается проблема определения содержания терминов «изъятие» и «обращение» чужого имущества, с...
Article研究成果報告書は、『マルチ言語版絵巻物による日本常民生活絵引』本文編および語彙編各2冊、『日本近世・生活絵引』北海道編、北陸編、東海道編の3冊、『東アジア生活絵引』中国江南編、朝鮮風俗画...
У статті розглядаються філософські проблеми, поставлені в автобіографічному романі Станіслава Лема “...
На материале поэзии И. Северянина анализируется феномен женского субъекта в творчестве авторов-мужчи...
個人情報保護のため削除部分あり嘉吉の乱から応仁・文明期の頃にかけて、多くの守護大名家において、その領国支配の実質が守護の代官的被官層の手に握られてゆく状勢が目立つ。しかし、このような守護代層の行動も、...
The article reviews the research of the "Lay of Igor's Campaign" in China. Until now, there are offi...
清朝と北アジアの覇権を争い、ついに敗れて終った北アジア最後の遊牧王国ともいうべきズーンガル (準噶爾) 王国の全盛期の基を開いたツェワン・アラブタン (策旺阿喇布担) の治績については、未だ不明の点が...
アイヌ語は文法的テンスを持たず、アスペクト形式の使用も義務的ではない。その中で助動詞a(以下a)は、過去・完了(perfect)の標識として説明されてきた。これについて筆者は吉川(2015)で、過去・...